子どもと共に育つ教師をめざして

授業で育つ教師の会は、2011年6月より、愛知県内で活動を開始しました。「学び合う授業を実現したい」、「考え抜く子どもを育てたい」、「よりよい未来を築いていきたい」、このような願いをもった教師たちが集う研究サークルです。子どもの学びの事実に基づいて、小・中・高・大までの教師どうしが学び合うための会です。

活動内容

土曜⽇の午後(13:30~16:30頃)に月1回程度、セミナーを開催しています。ニューズレター (メールマガジン)を発行しています。

セミナーとは?

授業の記録(逐語記録、子どもの作文等)に基づいて参加者で語り合うワークショップ型の研究会です。ご都合にあわせて、ご自由に参加してください。記録を読みながら自由に語り合える会をめざしています。どの回に参加しても(毎回でも、一回だけでも)歓迎いたします。

以下の8つのセミナーがあります。(平成27年度)

【授業をつくるセミナー】

○問題解決学習の授業をつくる 運営責任者:深谷孟延

社会科・総合を中心とし、子どもたちが主体となる問題解決学習の授業づくりを学びます。

○効果的な教材と発問をつくる 運営責任者:中島淑子

子どもの多様な実態に応じた授業づくりの基本を学びます。

○主体的な学びの場をつくる 運営責任者:石田隆城

学習者が主体的な学びを展開する授業のデザインを考えます。 

○授業改革に挑む学校をつくる 運営責任者:坂本篤史

校内の授業研究を活性化させる体制や、教師同士の学び合いの意義と方法について考えます。

【授業記録に学ぶセミナー】

○授業改革の取組に学ぶ 運営責任者:柴田好章

実践記録をもとに、授業改革の取組の成果と課題を学び、学びの原点を探ります。

○互いの授業実践に学ぶ 運営責任者:中島淑子

会員が相互に授業記録を提案し、皆で読み深め、学び合います。

○海外の授業実践に学ぶ 運営責任者:サルカール アラニ モハメッド レザ

海外と日本の授業を記録にもとづき比較することを通して、互いの良さと課題を考えます。

○先進校の実践に学ぶ 運営責任者:久野弘幸

先進校の優れた実践記録をもとに、これからの教育のあり方を展望します。

セミナーの運営

セミナーの担当者が、授業記録を中心とする資料を用意します。資料は、原則として当日配布します。セミナーの冒頭では、各自が記録に目を通す時間をとります。なお、回によっては事前に希望者にメール/郵送で資料を送ります。(※平成26年度よりの変更点)

メンバーの義務は?

義務はありません。自由に参加してください。ただし可能であれば、会のために何か貢献してください。授業記録の提案、ニューズレターへの寄稿(セミナー参加の感想)、運営補助(会員への連絡)等 。

会費や負担は?

会費はありません。参加した会について、当日の茶菓代(300円程度)をご負担ください。出欠の事前連絡は必要ありません。

参加者は?

登録メンバーは、約60名です。毎回10〜30名程度の方が参加しています。小学校から大学の教員等が参加しています。

運営組織

運営委員長 柴田好章 (名古屋大学)

運営委員  久野弘幸 (名古屋大学)

  〃   石田隆城 (星城大学)

  〃   サルカール アラニ モハメッド レザ(名古屋大学)

  〃   坂本篤史 (福島大学)

事務局長  中島淑子(名古屋大学・院生)

アカデミックアドバイザー

 深谷孟延(星城大学/前東海市教育長)

 副島孝(愛知文教大学/元小牧市教育長)

 的場正美(東海学園大学/名古屋大学名誉教授)

サテライトセミナー・特別セミナー

定例セミナーのほか、サテライト会場での開催や他の研究団体との共同開催による、特別セミナーを行います。

運営委員 水野正朗(桜台高校):名古屋・協同の学びをつくる会

  〃  中川行弘(北里小学校):小牧サテライトセミナー

  〃  中島繁雄(帝京大学):京都サテライトセミナー

  〃  杉本憲子(茨城大学):茨城サテライトセミナー

機関・組織との連携

この研究会は、メンバー相互の信頼に基づき学び合う会であり、非営利目的で自主的に運営されています。さまざまな個人、団体と連携して研究を進めており、会全体としては特定の団体との上下関係はありません。ただし、8つのセミナーのうちの1つである「問題解決学習の授業をつくる」セミナーに関しては、「社会科の初志をつらぬく会」と連携して研究を進めています。

また、運営委員の所属する各大学における研究・教育・地域貢献活動と連携して運営しています。